”16パーソナリティ”は誰でも無料で診断できる性格診断テストです。
診断サイトのトップページには非常に正確で「ちょっぴりゾッとする」と書いてあります。
実際私も診断しましたが、正確と言われる所以はロジックが非常に細かく考えられているからかもしれません。
個人的には診断時期や状態で多少結果が変わると推測しますので、傾向という感じで捉えた方がよさそうだと思ってます。
日本ではあまり馴染みがありませんが、アメリカではポピュラーなものなんですよ!
様々な診断ツールが多数存在しますが、16パーソナリティが全世界で支持される所以や根拠となる理論がきちんと存在するんです。
「そもそも16パーソナリティって何?」という方
「怪しい診断テストじゃないの?」という方
「結果の信憑性は?」という方
そんな方々に16パーソナリティがどういうものか、結果をどう判断すればいいのかお伝えします。
・16パーソナリティ診断テストをやったがいまいち結果の見方がわからない
・16パーソナリティをさらに知りたい
16パーソナリティの誕生
では、まず16パーソナリティの歴史についてお伝えしますね。
16パーソナリティは別名MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)といいます。
MBTIは米国のキャサリン・C・ブリッグスさんとイザベル・ブリッグス・マイヤーズさんという親子が開発した性格検査です。
このお二人はスイスの精神科医であるユングさんの性格類型論を元に1962年に開発されてます。

かなり歴史が古いんだね
ユングさんの代表的理論
では元となったユングさんの理論とは?
ユングさんはアドラーさんとフロイトさんと行動をともにしていた経緯があります。
精神分析について3名はともに活動をしていましたが、次第にアドラーさんもユングさんもフロイトから独立し、各々の心理学理論を作ります。
ユングさんといえば、”人生の正午”が有名です。
ユングさんは人生を4つの時期に分け、各時期への移行を”転換期”を通過するとしました。
4つの中で特に中年期は人生最大の心理的危機を迎えるとし”ミッドライフ・クライシス”と称しました。
キャリア経験も積み上がり、社会的信用経験もあり、家庭も築いてきた中年期(40代~50代)において「自分の人生がこれでよかったのだろうか」など喪失感を感じ、人生を振り返りながら自分の人生の意味を問いただす時期だとしています。
いわゆる人生が午前から午後へ差し掛かる時期ということから”人生の正午”と呼びます。
ユングさんの性格類型論
そんなユングさんの”性格類型論”では性格と人格(パーソナリティ)を分類しています。
ユングさんは類型を知ることで、無意識を意識化し、個性化が自己実現につながるとしています。
以下3つの類型(タイプ)に分かれます。
- 内向ー外向(一般的態度)
- 思考ー感情(合理機能)
- 感覚ー直観(非合理機能)
2つの態度(内向ー外交)と4つの機能(思考ー感情、感覚ー直観)を組み合わせます(8つの類型)。
- 内向的思考タイプ・・・例えば、哲学者
- 外向的思考タイプ・・・例えば、研究者
- 内向的感情タイプ・・・例えば、瞑想家
- 外向的感情タイプ・・・例えば、演説家
- 内向的感覚タイプ・・・例えば、夢想家
- 外向的感覚タイプ・・・例えば、職人
- 内向的直観タイプ・・・例えば、芸術家
- 外向的直観タイプ・・・例えば、発明家
16パーソナリティの目的
16パーソナリティの目的は、ユングさんの性格類型論でもお伝えしたことに繋がります。
人と人との違いを知ってお互いに尊重しあうこと
人を知るためには、まず自分を知りましょう。
他ブログでもお伝えしていますが、自分で意識できているのは全体の約10%にも及びません。私たち自身の大半は無意識です。
また、日ごろから「○○さんは理解できない」なんて思っていませんか?
互いを尊重しあえると、たとえばこんないいことがあります。
・物事が円滑に進む
・他人と協業することができる
・他人とのストレスが緩和
・自分自身を承認できる
16パーソナリティ 診断の仕方
さて、ここから16パーソナリティ診断方法についてお伝えしますね。
16パーソナリティ 留意点

16パーソナリティ結果の見方
大きく3つのことが分かります。
B.16の性格タイプのどれに当てはまるか
C.役割と戦略
以降で詳細をお伝えしますね。
A.5つの性格的傾向
質問から大きく5つの性格的傾向があり、各性格的傾向から更に2つの型があります。
下記一覧がいわゆるベースになります。
診断結果のパラメータはこんな感じです。
パーセントで表現されるので度合も分かります。
B.16の性格タイプ
16種類のタイプがあります。
上記の5つのパラメータからキャラクターが決まります。
ちなみに私は”主人公”でした。具体的には”ENFJ-T”です。
E:外向型
N:直感型
F:道理型
J:計画型
-T:慎重型
この結果をもとに2点ご説明します。
性格的傾向は割合まで見ていない
こちらを見てください。
さきほどの結果で意識はE(外向型)となっていますが、外向型が56%内向型が44%とわずかに外向型にも関わらず、割合は見ていなのです。
診断は心の状態や外的要因にて変わる可能性がある=性格的傾向も変わる可能性があるということです。
なので、”傾向”というお伝え方をしています。
アイデンティティーの位置づけ
さきほどの結果で-T(慎重型)というように表記にここだけー(ハイフン)がついているのには意味があります。
実はアイデンティティーは16種類の性格タイプには含まれていません。
アイデンティティーはこの後お話しする”役割と戦略”に関連します。
C.役割と戦略(2種の分類)
16パーソナリティでは”2種の分類”と言われており、先ほどの16の性格タイプとは別のグループです。
アイデンティティーは戦略で利用します。
・ 戦略:物事を進めたり目標を達成する場合の優先順位と手段を示す
役割一覧
私は”ENFJ-T”なので直感的道理型です。
戦略一覧
私は”ENFJ-T”なので外向的慎重型です。
2種の分類を用いることでより多面的に特徴を分類しています。
まとめ
今回はご紹介しませんでしたが、実はタイプによる相性もあります。
最高の相性だと、お互いの弱点をうまく補い合うことができます。
逆に最悪の相性だとお互いの思考を理解することができません。
16パーソナリティは奥が深いです。その分正確でもあります。
あなたもぜひ試してみてくださいね。
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