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ITインフラ関連

企業のITインフラ業務の魅力

ITインフラ関連

ITインフラは比較的、景気の影響を受けにくいと言われています。

なぜだと思いますか?

 

理由は、ITインフラはもはや電気・水道・交通機関といった社会インフラの一つだからです。

言い換えると、皆さんの生活になくてはならないものだからです。

 

ですが、実際ITインフラの存在を知らない、何をするものか分からない人たちが多くいます。

確かに専門性が高い職種ですので仕方ないとは思いますが、そのおかげで皆さんが意識なくネットワークやサーバを利用できているのも事実です。

 

今回は、このITインフラの中で特に企業インフラのお仕事についてお伝えしていきたいと思います。

 

こんな方はぜひお読みください・ITインフラに興味がある
・企業インフラ業務に就きたい
・就職先/転職先に企業インフラを考えている
本題に入る前に少しだけ私の自己紹介をさせてください。
私は今年の夏まで某メーカーグループのIT企業内のインフラ部署に約15年勤めていました。
私の主軸はネットワークで、国内外のグループ会社をネットワークでつなぐために企画や設計・構築・運用などの経験が多数あります。
その他ITセキュリティやIotなどの領域の企画や構築・運用も経験しています。
人材派遣サイトなどで類似した記事はありますが、私は最近まで企業インフラ業務に従事していたことから、現場の声としてお伝えします。
これを読んでいただくことで、”ITインフラを更に知りたい”と思うきっかけになればうれしいです。
読んだ方はこんな価値が得られます・業務を理解できる
・必要スキルと自分のスキルを照合できる(現在のスキルから更に向上すべきスキル)
・「やってみたい」から「やってみよう」に変わる

比較的女子は少ないですが
高スキルや個性的で楽しい仲間も手に入りますよ!

 

    

 

ITインフラの職種

ここでは、汎用的に扱われるITインフラ職種についてお話しします。

 

ITインフラってそもそもどんな仕事なの? という方向けに簡単に説明しますね。

一般的なITインフラの主な職種

  • サーバーエンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • データベースエンジニア

代表的なものになります。

一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

企業ITインフラの職種

企業により多少異なるため、どの企業でもありそうなものをお伝えします。

尚、呼び方は企業により異なる場合があります。

  • サーバーエンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • データベースエンジニア
  • ファシリティ
  • ITセキュリティ
  • OA(PCなどクライアント利用デバイス)

ファシリティとは建屋やサーバールームの電源や空調のことを指します。

ITセキュリティとは、DNSやウィルス/スパム対策のことです。

OAは主にクライアントが利用するデバイスのことです。

その他ホストやサービスデスクなど企業によって異なります。

 

企業インフラは業務範囲も広く、やることが多いです。

企業ITインフラの役割と領域

各領域で外部業者と企業インフラの役割の違いをお伝えします。

企業インフラと外部業者の役割

プロジェクトにより役割が異なることは多々ありますので、ここでは一般的な例でお伝えします。
企業インフラでは、プロジェクトに入るまでのプロセスも賄います。(いわゆる予算化される前)
企画では、市場調査をしサービスの比較をしながらやるべきか否か、上位責任者に判断を委ねます。
要件定義では、まず顧客から要望をヒアリングします。
次にその内容の実現性を調査し、費用を提示した後、予算化という流れになります。
また、プロジェクト構成や役割、WBS(Work Breadown Structure)などのタスク検討をします。
その後キックオフ会を経て一般設計に入ります。

企業インフラと外部業者の対応領域

企業インフラの対応領域をお伝えします。

案件や企業によって異なる場合もありますのでご認識ください。

企業内にあるインフラでは社内で設計・構築・運用をします。
但し、運用内の監視や部品交換やソフトウェアバージョンの不具合などは外部業者の手を借りることがあります。
外部データセンターを利用、もしくはクラウドサービスなどロケーションが外部の場合は、物理機器は外部の対応領域になり、ソフトウェアは業者のサポート範囲が様々です。

企業インフラに従事するための4つのスキル

企業により求められるものは異なりますが、一般的なスキルをお伝えします。

必要なスキル➀ 基本的な専門知識

ネットワークを例にお話しします。

 

TCP/IP知識・ルーティングプロトコル・OSI参照モデルなどの基本知識は必須です。

例えばルーターを導入したいと言われ、製品比較をした際にある程度の知識がないと何を選べばいいか分かりません。

ルーターといっても家庭用とは違いますし、他機器との機能や互換性を考慮する必要があります。

 

あとは目に見えないことが多いことや、先を見通すことを意識する力が必要になっていきます。

いわゆる勘が働くということです。

最初からそんなことはできないと思いますが、できるようにするためにも基本知識は重要です。

ちなみに勘というのは、単に思い付きや推測ではなく根拠がある上での考えです。

失敗した時のインパクトも大きいため、不確定なもの・根拠があいまいなものなど、リスク回避が必要です。

失敗しないため責任者や関係者に対し、SDR(system Design Review)などの事前レビューもありますが、いづれにしても基本知識がない人には厳しいと思います。

必要なスキル② 構成

専門分野に対する責任を負うためには、自分の作業範囲だけ準備万端ではNGです。

 

例えば、あなたは新たな拠点Aのネットワークを繋ぐプロジェクトを遂行することになりました。(下図赤箇所)

あなたがこのプロジェクトを完遂するためにどの部分を把握すればいいでしょうか?

赤文字部分が今回新たに繋ぐ箇所となるのでもちろん把握する必要があります。

 

ですが、その配下である拠点Aのネットワーク構成、接続先である本社のネットワーク構成、拠点Aから拠点Bへのアクセスが必要であれば拠点Bのネットワーク構成も必要です。

 

このように全体を想像できることが非常に大切です。

 

初めてITインフラを始める方は、まずリーダーの指示に沿って任されたことのみを遂行すれば問題はないのですが、全体を見ようとする意識を持ちながら作業する姿勢が必要です。

必要なスキル③ 操作性

机上でコマンドや設定手順を学習しても、現場でそのままできるとは限りません。

一つの間違いが障害に転じることもあるため、コマンド投入や設定は非常に重要です。

現場経験がない方も、自宅にルータを入れ設定してみることや、サーバーを立てるなどをするだけでも随分違います。

 

今は物理サーバーなどを持たなくてもたくさん方法はありますので是非トライしてみてください。

必要なスキル④ 計画性

新たなシステムの導入や見直し といった業務はプロジェクトを発足し対応することが一般的です。

理由は、短スパンでは完遂できないためです。

例えばサーバーは物理を持たず仮想で立てるのが主流ではありますが、それでも直ぐできるというのは難しいです。(ごく稀に実際はありますが)

一般的には月単位、大掛かりなものでは年単位で作業する必要があります。

そのため、計画性がなければやりきれず、もしやりきったとしても問題だらけの使い物にならないシステムになってしまいます。

 

工程を理解し今どこをやっていて、どうなると次の工程に進むのか、自分はどんな役割を担当しているのかを常に意識しておく必要があります。

こんな人は企業インフラ業務に向いている

私の体感ではありますが、こんな方は企業インフラ業務に向いているのではないかと思います。

 

・関係者に対する資料作成、説明することに抵抗がない
色々なシーンで資料作成、説明が必要になります。
理由はやはり業務インパクトが大きいからです。
状況に適した説明資料や説明方法が求められますが「なんとしてもいやだ」でなければご安心ください。
・自分の仕事にプライド・責任を持つ姿勢
もちろんあなたの上に責任者はいますが、「言われたから」といった姿勢で実施するのは危険です。
プロとして自分の仕事にプライドを持ち、胸を張って言えるくらいがいいかもしれません。
・助け合おうとする意識
チームでの協業になるため、周囲のことを考慮し、ほう助し合おうと思える意識が必要です。
”意識はあるけど上手くコミュニケーションがとれない”はまた別のお話しです。
意識があるかどうかです。
・新しいことへの挑戦
ITは常に進歩しています。インフラ技術も同様でアンテナを高くし情報をキャッチしていかなくてはいけません。”同じことをしている方が好き”といったタイプの方は向かないかもしれませんね。
むしろ、”新たなことにワクワクする””自分から情報を取りに行く姿勢”の方は向いていると思います。
楽しみながら仕事をするためにも重要な要素の一つです。
その他、”新しい知識に興味を持てる”とか”問題意識がある”などあれば更にいいかと思いますが
実際にやりながら培われることも多いため必須ではありません。

まとめ

いかがでしたか?
あなたがもしITインフラ業務に携わる場合、何を大切に働いていきたいか、自分軸を持つといいかもしれません。
私はプロジェクトリーダーという立場で働くことが多く、顧客の要望から提案や要件定義をしつつ社内メンバーの管理と外部業者と協業をしながら作り上げていく そんなスタイルが中心でしたが、私はできるだけ顧客の立場を考えるというありきたりなことを自分の軸にしていました。
企業インフラは領域が広範囲ですが、顧客との距離が近いため反応に触れられる仕事です。
きっとやりがいを感じてもらえると思いますよ。
最近はシステムのクラウド化が多いことと、社内でも基本リモートで対応するため、トラブル以外は比較的在宅で対応している企業も多いため働きやすいと思います。
興味を持った方は是非チャレンジしてくださいね。
サイトの管理者
えびか

・国家資格キャリアコンサルタント(JCDA)
・銀座コーチングスクール認定コーチ
・エニアグラムアセスメンター
・ITセキュリティコンサルタント
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IT業界に10年以上在籍
Sierとしてネットワークを主軸に数々のお客様とベンダーマネジメントを実施

「IT×コミュニケーション深化」をスローガンに、コーチング・コンサルタントとして進行中
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・女子トークが少し苦手
・平日のママ友ランチに参加してみたい

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蛯名佳子@ライフコーチ

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