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権限委譲(エンパワーメント)活用してますか?

マインド/内省

上司が「この業務はお前に任せる」って言ってもらえて嬉しかった。
しかし確認したいことがあっても「お前に任せたから」の1点ばり。
こんなことなら引き受けなければよかったな。

あなたはこのような経験ありませんか?

実はこれ、私の経験です。

部下からすると「責任は取ってくれるもの」と思いますよね。

業務を任せた瞬間に上司が「知らない」といった態度では、部下は”やるだけ損”と感じてしまい、率先して何かをしようと動かなくなります。

会社全体がこんな発想になってしまったら・・・考えると恐ろしいですね。

上司も部下も正しい権限委譲(エンパワーメント)をきちんと理解し、双方が気持ちよく前向きに仕事をしたいものです。

ここでは、エンパワーメントとはどういうものなのか?どんなメリットがあるのか?お伝えしていきます。

 

こんな方におすすめです・部下のモチベーションが上がらない
・上司が仕事と一緒に責任も押し付けていると感じる
・権限委譲(エンパワーメント)を取り入れようか検討している

なぜエンパワーメントが必要?<背景>

現社会はVUCAの時代と言われています。

VUCA(ブーカ)とは、一言でいうと予測不可能、不確実性といった意味です。

参考)Wikipediaより
VUCAビジネス用語。Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を並べたアクロニム。~中略~ 2010年代になってビジネスの業界でも使われるようになった。「今はVUCAの世界になった」というような文脈で使われることも多い。
例えばこんなことです。
・コロナウィルスなどのパンデミック
・温暖化による水害や天災など不測な事態
・逆ピラミッドになりつつある日本人口の変化
・ITと人との共存
・グローバル化や働き方の多様化の変化
・新興国勢力によるグローバル経済の変化  などなど

このような状態で企業のあり方も大きく変わりつつあります。

皆さんよく知っているネット通販会社は、本屋さんからはじまり今や様々な事業に進出をしています。日本企業でも飲料会社がサプリを出したり、映像会社が化粧品を開発したりしていますよね。

企業は「このサービスを売り続ければ安泰」なんてことはほぼあり得ません。

激化している市場を生き残るため、各企業はスピーディな意思決定柔軟な動きが求められています。

エンパワーメントとは?

多くの企業は先が見えない状況の中、少数精鋭で戦わざる得ない状況になっています。
そんな中でスピーディな意思決定をするための施策がエンパワーメントです。
エンパワーメントでは、上司が持つ業務上の権限を部分的に部下へ委ねます。
これにより部下は自身の裁量で業務を行うことができます。
ここで注意してほしいことがあります。
エンパワーメント責任所在は別ということです。
私の体験話ですが、私の上司は「任せた」と言ったきり、本当に”知らぬ存ぜぬ”でした。
報告しようにも「忙しい」「任せたから」と聞こうともしない。
確かに上司は忙しい人でしたが、これでは部下のモチベーションは下がるばかりです。
たとえ、エンパワーメントしても責任は上司にあるということ。
そのためにどうすべきかは、マネジメントすべき立場である上司の役割だということを忘れてはいけません。
尚、上司と部下それぞれの注意点については下記で詳細をお伝えしていきます。

エンパワーメントの必要性とメリット

エンパワーメントをしない場合はこうなります。

従業員はマネジメント層からの指示待ちになります。
指示に従った結果を報告し、また指示をもらうということを繰り返すため、判断が遅れてしまいビジネスチャンスを逃す可能性が高いです。
また時流の変化により、経営層やマネジメント層が過去積み上げてきた経験や知識では、正確に指示しきれないことがあります。
エンパワーメントをした場合はこうなります。
エンパワーメントをするメリットを従業員の視点と企業の視点でお伝えします。

 

従業員のメリット・自律的/主体的な行動につながる
・モチベーションUP
・潜在能力発揮
・目的意識の醸成
・自己効力感UP
・マネジメントスキルがつく
企業のメリット・従業員のエンゲージメントUP
・生産性向上
・能力ある社員の増加
・売上向上
・新規事業の検討
・新たな優秀人材の確保につながる
・マネジメント層の業務負荷低減
どちらにとってもWinWinに見えますね。
特に企業は外部から見た企業イメージがアップするという大きなメリットがあります。
企業イメージがアップすれば、上記以外にも新規顧客確保などもあるかもしれませんね。
なんだかいいことづくめのようですが、エンパワーメントが上手くいく会社とそうではない会社があるんでしょうね。

エンパワーメント 実施ポイント

エンパワーメントが上手くいかないのは、最初の方でも少しお伝えしましたが、エンパワーメントをちゃんと理解していないマネジメント層や経営者が多いからです。

エンパワーメントは、上司と部下どちらも正しい理解をしたうえで成り立ちます。

ここでは、各々の実施ポイントをお伝えします。

従業員のポイント・エンパワーメントをすることでどうなりたいか自分なりの目標を持つ
・自分の力や能力を過信しすぎない
・迷ったり悩んだりしたら、上司に相談する
・想定外の事象の場合、上司に報・連・相をする
・定期的な報告タイミングを決めておく
上司(マネジメント層)のポイント・部下を正しく監督する(責任は上司にある)
・部下に何を委譲するのかマネジメントする
・開始前に部下と認識のすり合わせをする
・部下が報告しやすい環境作り
・部下を見守る(見張るはNG)
・たとえ失敗をしても責めず部下をあきらめない
・エンパワーメント後、部下へフィードバックをすること
また結果のみならずプロセスも踏まえること

まとめ

エンパワーメントの必要性、上司・部下の実施ポイントをお伝えしましたが、いかがでしたか?

従業員にといっても企業にとってもエンパワーメントは効果が大きいと思われます。

正しい認識のもと、ぜひ活用してみてください。

サイトの管理者
えびか

・国家資格キャリアコンサルタント(JCDA)
・銀座コーチングスクール認定コーチ
・エニアグラムアセスメンター
・ITセキュリティコンサルタント
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IT業界に10年以上在籍
Sierとしてネットワークを主軸に数々のお客様とベンダーマネジメントを実施

「IT×コミュニケーション深化」をスローガンに、コーチング・コンサルタントとして進行中
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・女子トークが少し苦手
・平日のママ友ランチに参加してみたい

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蛯名佳子@ライフコーチ

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